キッチンカーを作る前に確かめること|同じ基準でも地域で運用が違う5点
条例が同じでも、運用は同じとは限りません
厚生労働省が47都道府県の条例を確かめたところ、国の参酌基準と全く同じ基準としていたのは44自治体で、一部異なる基準としていたのは3自治体でした。
それでも、条例の文は同じなのに運用上の取り扱いが違う自治体があるとされています。ある地域で許可を取った車が、別の地域ではそのまま通らないことがあるのは、この差があるからです。
調査に出た5つの差
厚生労働省の資料には、自動車の施設基準の運用の差として次の5つが挙げられています。かっこの数は回答の数です。
| 項目 | 差の内容 |
|---|---|
| 作業場の広さ | 調理従事者が立って作業できる調理場の高さを求めている(2) |
| ねずみ・昆虫の侵入防止 | 食品の提供口に網戸などの設置を求めている(2) |
| 作業区画の間仕切り | 運転席と調理場の間に間仕切りを求めている(1) |
| 洗浄設備 | 手洗い設備と食品などの洗浄設備の兼用を認めている(2) |
| 給水・廃水設備 | タンクの容量について、取扱可能な食品の数や工程の考え方が異なる(6) |
どれも、車を作ったあとに直すと費用がかかる項目です。とくに天井の高さと間仕切りは、車を選ぶ段階で効いてきます。
相談のときに持っていくもの
車を改修する前に、次を用意して保健所に相談します。大阪市の案内も、簡単な平面図を用意して相談するよう求めています。
- 車内の平面図(シンク、手洗い、タンク、冷蔵設備の位置)
- メニューと調理の手順(どこまで車内で行うか)
- 営業したい地域
- 仕込みをする場所があるか
複数の地域で営業する予定なら、いちばん厳しい地域に合わせて作るのが手戻りの少ないやり方です。どの地域が厳しいかは公表されていないので、営業する予定の地域それぞれに図面で確かめてください。
タンクの容量
設備の中で一番影響が大きいのはタンクです。キッチンカーの給水タンクの容量の決まり方を先に読むと、相談がスムーズです。
出典
本ページの制度に関する記述は、以下の公的機関の資料を確認したうえで作成しています。 制度は改正されることがあるため、実務判断の際は必ず出典元の最新の内容をご確認ください。